12月21日(金)から3日間、「那覇市ぶんかテンブス館」で第11回沖縄刀剣市を開催しました。刀剣商のいない沖縄での日本刀普及を目指して2012年6月から6年半が経ちます。昨年には当初からお手伝い頂いた地元の愛刀家が那覇に日本刀店「夢窓庵 喜楽」をオープン。徐々に来店客が増えてこれからの意欲を語ってくれました。共催でおこなった今回は同店の顧客や沖縄刀剣市を楽しみにしている多くの馴染み客が来場、沖縄での成果を感じることができました。
刀剣商の一大イベントである今年の大刀剣市が無事に閉幕し、来年に向けての反省および改善事項の検討が始まりました。「大刀剣市はニーズを反映して絶えず変化しより良くならなければならない」との考えから、今年は若い出店者の柔軟なアイデアを生かす試みとして、若手刀剣商数名との座談会がおこなわれました。
「現在の混雑状況は危険。もっとゆとりあるスペースにするなど混雑対策を講じるべき」、「ウェブカタログの導入は出来ないのか」、「寿司カウンターを設けるなど食を充実させて顧客が館外に食事に出なくなるような工夫が必要」、「売買のみではなく、新しい愛刀家を育てるための、例えば刀の手入方法といった初心者講座や、昨年行われた薩摩拵についての講義といった上級者向けまでの講習プログラムを組むのもよい」など新しい発想を知ることが出来ました。
10年後には、来場者1万人(現在は3千人)、東京美術倶楽部4フロア全館(現在は2フロア)にわたる最大イベントにしたいという意気込みが述べられました。司会をおこないながら頼もしい若手達の活力を感じ今後に期待してしまいます。なおこの座談会は「刀剣界」次号に掲載の予定です。みなさまも大刀剣市に対するご意見ご要望などありましたら、お知らせください。
第6回千葉刀剣市を10月5日(金)より3日間開催しました。前回まで利用していた京葉銀行文化プラザの閉館により、今回の新しい開催地は千葉駅北口より徒歩3分の「ちばセミナールーム」。申し分のないロケーションでしたが、宣伝広告に掲載した地図の場所がわかりづらく、季節外れの暑さと駐車場不足も相まって、多くの来場者が、「やっとたどり着いたよ」と流れる汗をハンカチで拭いながら入って来ました。期待と不安に胸を膨らませて臨みましたが、申し訳ない気持ちでいっぱいです。しっかり確認すべきであったと深く反省しています。次回は来年3月29日(金)から3日間、同じ「ちばセミナールーム」で開催致します。今度はしっかり改善して臨みます。
6月は弊社(株)美術刀剣松本の法人決算月です。1年を締め括るこの6月にスタッフ及びビジネスパートナーと当期を無事に終える感謝の気持ちと来年度のさらなる飛躍の願いを込めて海外研修旅行をおこなっています。4回目となる今年は台湾・台北に行ってまいりました。 千と千尋の神隠しのモチーフになった九份の提灯夜景、台北最古のお寺でありパワースポットで有名な龍山寺、蒋介石を称えた中正紀念堂での儀仗隊交替式、そして故宮での至宝の数々を目蓋に焼き付けて帰って来ました。 今回の台湾旅行を充実させてくれたのは85歳になるツアーガイドの杜さん。年齢を全く感じさせず、豊富な知識で台湾の歴史、文化、経済をガイドしてくれました。我々以上に日本人を誇りに思っている昭和8年生まれの杜さんに日台の強い結びつきを教えられました。 また来年、みんなで楽しい研修旅行に行くために、今日から元気に頑張ります!
昨年7月に開講した平成29年度 日本刀講座の最終回(第10回)が無事に終了しました。最終回は冥賀先生をお招きして名刀鑑賞。時代による姿の違いや刃文の特徴などこれまでの総括といえる解説を鑑賞刀を例に詳細におこなっていただきました。
今年度から初参加した受講生の方々も一年でかなり日本刀に慣れ親しむことが出来たと思います。また7月より新たな日本刀講座を開設して愛刀家が少しでも増えるように努めます。
一号刀 脇指 総宗
二号刀 刀 備前国長船祐定作 永正十年二月吉日
三号刀 刀 対馬入道智久常光 以南蛮鉄作之
四号刀 刀 固山宗兵衛尉宗次作之 天保七年八月日(截断銘あり)
五号刀 刀 平信秀 元治元年三月日
第一回「日本刀の美」-日本初、名店八社による至高の名品展‐が本日4月14日(土)と15日(日)の2日間、東京美術倶楽部で開催されており、招待者として訪問して参りました。
入場料3万円で160枚限定、完全予約制の展示販売は、大勢の愛刀家が来場し、3日間でも見切れないほどの品数を陳列する「大刀剣市(全国刀剣商業協同組合主催)」とは趣が異なります。各店が厳選した重要美術品や特別重要、重要といった刀剣・甲冑・刀装具の名品をゆとりを持ってお客様にご案内するという企画です。
「美術館に展示されるような名品を、手に取り購入できる至高の展示販売会です。第一回の今回は試行錯誤でおこなっていますが、今後回数を重ねてより良い企画にしていきます」と説明がありました。
愛刀家のさまざまな要望に応えるための新しいイベントで、刀剣界が活性化することを願っています。
2月23日(金)から週末の3日間、地下鉄人形町駅徒歩4分のぎゃらりーシムコで第17回人形町刀剣市を開催しました。
今回は、康継系(二代・江戸三代・越前三代)、肥前忠吉系(二代近江大掾忠廣・三代陸奥守忠吉・四代近江守忠吉)、清麿系(正雄・鬼晋麿正俊・信連)、直胤系(直胤・次郎太郎直勝)の同然作を陳列し話題作りを試みました。
初日のお昼過ぎには狭い会場が瞬間的に12人のお客で込み合い身動きが取れないほどでした。
また最終日の日曜は、東京マラソンと重なり会場周辺は交通規制が敷かれたため、車で来場出来なくなったり、浜町駅からの来場者は清洲橋通りを横断出来なくなり歩道橋までかなりの遠回りを強いられたりしてどうなることかと心配しましたが、いつもと同じように賑わい、3日間の来場者数・売上高ともにこれまでの最高を達成して、無事に終えることが出来ました。
次回は5月11日(金)・12日(土)・13日(日)に開催致します。みなさま是非お越しください。