説明
: 本作は第16回(昭和42年)指定重要刀剣。重要図譜説明「守次は福岡石堂利平の子で、父の死後従兄の是次に学び一家を成した。丁子の刃文を得意として、映り気をみせるなどこの派の特色を示して、しかも上手である。この刀はその典型的且つ代表作の一口である。元禄十四年、69歳で没す」。寒山先生の鞘書あり「第十六回重要刀剣指定 筑前国福岡住守次 丁子出来見事也 刃長二尺三寸有之 昭和五十乙卯(1975・きのとう)年文月吉日 寒山誌(花押)」。本作は福岡石堂の名手守次の傑作。鎬に届く見事な大丁子乱れに映り立つ地鉄で見る人を魅了する。