商品 No. WA-0656 | |
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銘 |
表: 播磨大掾藤原忠国(初代) 裏: -- |
姿 | 鎬造り庵棟、中切先延びごころ 身幅十分反り程良く悠然たる姿 |
国 | 肥前国 |
時代 | 江戸時代前期(慶安頃) |
刃長 |
1尺 5寸 5分 1厘 47 cm |
反り |
4分 0厘 1.2 cm |
元幅 |
9分 9厘 3 cm |
先幅 |
7分 3厘 2.2 cm |
棟重 |
2分 0厘 0.6 cm |
鑑定書 | 保存刀剣 |
交付日 | 令和04年12月14日 |
都道府県 | 東京都 |
交付日 | 昭和31年07月19日 |
鍛 | 小板目地沸付く |
刃文 | 湾れ基調の丁子乱れ、沸よく付き砂流し金筋はたらく |
帽子 | 表直に小丸返り、裏沸付き掃き掛けて返る |
茎 | 生ぶ、大筋違鑢 先入山形、たなご腹風で先細る |
目くぎ孔 | 1 |
鎺 | 素銅地銀着せ腰祐乗鑢鎺 |
価格 | 300,000円 購入 |
本作は初代播磨大掾忠国。同工は初代忠吉の異母弟廣貞(のちの吉家)次男で慶長三年(1598)生まれ。初銘「廣則」。寛永十一年(1634)37歳で播磨大掾を受領して「忠国」と改める。佐賀藩の支藩小城(おぎ)藩に抱えられた名匠。乱れ刃を得意として、おおむね互の目丁子が多く、肥前刀中で最も刃中に砂流し、金筋等の働きが豊富で覇気があり、傍肥前中では初代正廣と比肩すべき技量を示していると評される。元禄四年(1691)94歳、長寿にて没。初代忠国は、播磨の「磨」一画目が菱形になり、寛永十七年(1640)までは「磨」の下が「石(磨)」でなく「手(摩)」と切り、正保二年(1645)には「磨」と切る。本作は「摩」でなく「磨」と切っているので正保二年(1645)以降の作。たなご腹風で先細る特徴的な茎の状態良く、小板目肌に沸よく付く湾れ丁子乱れ刃文で出来優れた初代播磨大掾忠国の脇指。2022年審査で保存刀剣合格。 |