寸法
: 頭: 3.46cm 縁: 3.91cm 腰: 1.21 cm
説明
: 美久(よしひさ)は玉川氏。六代まであり、初代は矢田部通寿に師事した水戸藩工。寛政八年(1796)没。二代は初代の子で初銘美則。父没後に美久襲名。天保六年(1835)57歳没。三代は二代の子で若銘美英、号は如英軒。天保十年(1839)没。四代は三代に師事しのち養子となる。明治十四年(1881)74歳没。五代は先代が長命のため先代の代作多い。明治十四年(1881)50歳没。六代は東京住。本作は、銘振りより二代(または三代)と思われる。赤銅磨地に金の象嵌色絵で様々な雀の姿に竹をあらわす。伊達藩ゆかりの注文であろうか。雀の動きが伝わる華やかな縁頭。玉川美久の特別保存刀装具。