寸法
: 縦: 8.7cm 横: 8.7cm 切羽台厚さ: 0.4cm
説明
: 轡(くつわ)は馬の口に咬ませる銜(はみ)と手綱につなぐ引手などで構成されている馬具。本作は古正阿弥と極められた轡透鐔。古正阿弥鐔とは、大形の切羽台、大形の櫃孔で時代は桃山期以前の作。作風は透に金布目象嵌を施したもので、左右対称の図柄とか全体に大透し風。その布目象嵌は時代を経た為に摩耗しており、よく見ないとわからないものが多い。本作も耳に布目象嵌跡があり丹念に見ると微かに金布目象嵌をみる。大形で迫力があり地鉄精良。京よりはやや骨太で、尾張よりは優雅。2024年特別保存刀装具審査合格。