寸法
: 頭: 3.32cm 縁: 3.78cm 腰: 1.25 cm
説明
: 近江八景は琵琶湖南西部の八つの景勝地。 中国の洞庭湖の瀟湘(しょうしょう)八景になぞらえて選んだという。室町時代から和歌で詠まれ、江戸時代後期に安藤広重が浮世絵で描いて有名になる。以降絵画や彫刻人気の画題。本作は、「矢橋帰帆(やばせのきはん)」「粟津晴嵐(あわづのせいらん)」「堅田落雁(かたたのらくがん)」「唐崎夜雨(からさきやう)」「瀬田夕照(せたのせきしょう)」「三井晩鐘(みついのばんしょう)」「比良暮雪(ひらのぼせつ)「石山秋月」の八景が高鋤彫象嵌色絵の技法で絶妙にあらわされている。凝った意匠の近江八景図縁頭。