寸法
: 縦: 5.4cm 横: 3.9cm 切羽台厚さ: 0.4cm
説明
: 甲羅に藻が付着した亀は蓑亀といい長寿を象徴する吉祥図。また寿老人は長寿の神。この双方は不老不死、長寿の象徴として共に描かれている。本作は四分一磨地喰出鐔で蓑亀の口から人物が出現している図。裏に寿老人持ち物の難を払う軍配と宝寿が描かれていることから人物は寿老人。長寿象徴吉祥の図。作者の一鼎斎良直(いっていさい よしなお )は浜野直随の門人。江戸時代後期、越後国の金工師。2025年5月保存刀装具審査合格。※保存鑑定書では「一鼎斎」と読んでいるが良直の別号「一泉斎」と思われる。