説明
: 初代和泉守国貞(初代)は大坂新刀隆盛の礎を築いたひとり。上々作・大業物刀工。天正十八年(1590)日向国飫肥(おび)に生まれ、のち同郷の堀川国廣に学ぶべく京に上り、同門の高弟越後守国儔(くにとも)に師事したとされる。国廣が没した慶長十九年(1614・国貞25歳)後に同門の初代河内守国助(親国助)と共に大坂に移り、元和九年(1623)和泉守を受領。慶安五年(1652)63歳没。子の真改も初期銘を国貞と銘したので初代国貞を「親国貞」、二代国貞を「真改国貞」という。本作は、銘振りより寛永六、七年(1630・親国貞40歳)頃の作と鑑せられる。鞘書の平成壬辰歳(平成24年)王仙堂抱悦(花押)は不詳。親国貞の典型作優品。2012年特別保存刀剣審査合格。