説明
: 延寿宣次は本名谷川博充。昭和23年(1948)生、熊本県八代住。無鑑査刀匠谷川盛吉の嫡子として父に師事し、作刀技術を磨いた。新作名刀展において寒山賞、薫山賞、優秀賞などを多数受賞し、将来を嘱望された刀匠であったが、平成10年(1998)、50歳の若さで惜しくも早世した。 本作は昭和63年(1988)、宣次刀匠40歳の円熟期に鍛えられた一振。身幅広く、切先延びごころの堂々たる姿に、焼幅広く変化に富んだ刃文を焼き、刃中には金線が頻りに走って躍動する。清麿を念頭に置いて鍛えた作であろう。覇気に満ちた刃文には宣次の高い技量が存分に発揮されており、力漲る上手作である。