商品 No. KA-0741 | |
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銘 |
表: 上総介藤原兼重 裏: -- |
姿 | 鎬造り庵棟、中切先 反り頃合い 泰然たる姿 |
国 | 武蔵国 |
時代 | 江戸時代前期(寛文頃) |
刃長 |
2尺 0寸 0分 3厘 60.7 cm |
反り |
5分 3厘 1.6 cm |
元幅 |
1寸 0分 4厘 3.2 cm |
先幅 |
7分 0厘 2.1 cm |
棟重 |
2分 0厘 0.6 cm |
鑑定書 | 特別保存刀剣 |
交付日 | 令和7年5月28日 |
都道府県 | 大阪府 |
交付日 | 昭和62年09月29日 |
鍛 | 小板目肌よく練れて杢交じり、地沸厚く付き地景入り冴える。鎬地柾肌。 |
刃文 | 匂口深く焼頭の揃う角互の目 |
帽子 | 直ぐやや湾れて小丸に返る |
茎 | 磨上(2㎝)化粧付き筋違鑢 |
目くぎ孔 | 2 |
鎺 | 白鞘:素銅地金着せ横鑢鎺・指揮刀拵:素銅地金鍍金横鑢鎺 |
外装 | 拵付 |
拵 | 海軍士官用指揮刀拵(黒革巻鞘) |
拵全長 |
2尺 8寸 3分 8厘 86.0 cm |
柄全長 |
5寸 6分 8厘 17.2 cm |
その他 | 柄:黒鮫皮・金線巻、護拳に桜花葉高彫模様、刀緒:欠 |
価格 | 1,000,000円 購入 |
本作は、上総介兼重が納められた海軍士官用指揮刀。本来刀身は小烏丸造り鉄製クローム鍍金の近代指揮刀であるが本作には江戸新刀の真剣、しかも位の高い兼重を納める。由緒ある軍人が帯びていたに違いない。刀身の上総介兼重は初代兼重(和泉守兼重)の子。三代康継、法城寺正照との合作があり、冴えた地刃は相弟子と伝えられる虎徹に作風が似る。本作は地沸が厚く付いた小板目鍛えに匂口の深い焼頭が揃う角張る互の目の優作。2㎝程磨上られて海軍士官指揮刀拵に納められた戦争の遺産。後世に伝えたい希少品。2025年3月審査で特別保存刀剣合格。 |