商品 No. KA-0752 | |
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銘 |
表: 備州国分(以下切)(国分寺助国) 裏: -- |
姿 | 鎬造り三ツ棟、身幅広め 反り高く 腰反り付き 中切先 |
国 | 備後国 |
時代 | 鎌倉末期(嘉暦-元徳1326-1331頃) |
刃長 |
2尺 3寸 4分 6厘 71.1 cm |
反り |
8分 6厘 2.6 cm |
元幅 |
9分 9厘 3 cm |
先幅 |
7分 1厘 2.1 cm |
棟重 |
1分 9厘 0.6 cm |
鑑定書 | 重要刀剣 |
交付日 | 平成16年10月15日 |
都道府県 | 東京都 |
交付日 | 昭和26年03月31日 |
鍛 | 板目に杢、流れ肌交じり 処々柾掛かり 肌立ち 地沸微塵につき 白け映り立つ |
刃文 | 直刃基調に下半浅く湾れごころを帯び、小丁子・小互の目・角張る刃・小乱れ風の刃など交じり逆掛かり 足・葉繁く入り逆足を交え 小沸よく付き 金筋・砂流し掛かる |
彫刻 | 表裏に棒樋を掻き流す |
帽子 | 直ぐ調に浅く湾れごころとなり 先小丸に短く返り 掃き掛ける |
茎 | 磨上 鑢目(旧)不明、(新)切り |
目くぎ孔 | 2 |
鎺 | 銀地金着せ二重苔鎺 |
価格 | 5,500,000円 購入 |
本作は平成16年(2004年・第50回)指定重要刀剣。太刀 国分寺助国(佩表目釘孔下に「備州国分」と大振りの銘があり以下を磨上)。国分寺助国は鎌倉時代末期(嘉暦-元徳1326-1331頃)、「備州」と在国を切る備後国の刀工。「(以下重要図譜引用)この太刀は、身幅が広めで、元先の幅差があまり目立たず、磨上ながらも踏ん張りごころをとどめて、反り高く、腰反りの付いた雄渾な太刀姿を呈している。鍛は板目に杢・流れ肌が交じり、所々強く流れて柾が掛かり、肌立ち、地沸微塵に付き、白け映りが立ち、刃文は直刃基調に互の目・小丁子・小互の目・角張る刃・小乱れの刃等が交じり、総体に逆掛かり、足・葉・逆足が入り、小沸がよく付き、金筋・砂流しが掛かるなどの出来をあらわしている。直刃仕立ての刃取りに互の目・小丁子・小互の目等多種の刃を交えて賑やかとなり、さらに足・葉が繁く入って刃中に変化が見られ、また逆がかって、逆足を交える様は、元徳元年紀の助国の太刀(重要美術品)に相通じるものがあり、特筆される。平肉が豊かで、出来がよく、加えて地刃共に健全な一口であり、助国の作域を知るうえで資料的にも価値が高い」。研ぎの名人と謳われる平井千葉師(人間国宝本阿弥日洲研師の実父)の鞘書(昭和11年・1936)も貴重。 |