商品 No. KA-0771 | |
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銘 |
表: 於江府加藤綱俊造之 裏: 安政二歳八月吉日 |
姿 | 鎬造り庵棟、中切先 身幅重ね尋常 反り深めの健全な姿 |
国 | 出羽国米沢 |
時代 | 幕末期(1855年) |
刃長 |
2尺 3寸 1分 0厘 70 cm |
反り |
6分 9厘 2.1 cm |
元幅 |
1寸 0分 0厘 3 cm |
先幅 |
6分 7厘 2 cm |
棟重 |
2分 5厘 0.8 cm |
鑑定書 | 特別保存刀剣 |
交付日 | 令和7年6月審査合格 |
都道府県 | 山形県 |
交付日 | 昭和38年05月21日 |
鍛 | 小板目詰んで精美 |
刃文 | 直焼出しを伴う匂出来の互の目丁子乱れ |
帽子 | 直ぐ小丸返り |
茎 | 生ぶ、化粧付き筋違鑢 栗尻 |
目くぎ孔 | 1 |
鎺 | 素銅地銀着鎺 |
外装 | 拵付 |
拵 | 青貝微塵塗鞘打刀拵 |
拵全長 |
3尺 3寸 1分 7厘 100.5 cm |
柄全長 |
7寸 5分 9厘 23.0 cm |
鐔 | 花桐に桔梗図、無銘(古金工)、山銅魚子地 鋤高彫 金色絵 |
目貫 | 龍虎図、赤銅地 容彫 金色絵 |
縁頭 | 波濤図、朧銀地 鋤高彫 金色絵 |
その他 | 白鮫皮巻焦茶色糸摘巻柄 |
価格 | 1,500,000円 購入 |
加藤綱俊(長運斎初代)は寛政十年(1798)奥州米沢の加藤国秀次男でまた加藤綱英の実弟として生まれる。兄と共に出羽国米沢藩主上杉家の抱工となり、文政六年(1823)頃に出府して江戸麻布の上杉家中屋敷に住み鍛刀。水心子正秀に師事して長運斎と号す。安政元年(1854)長運斎を息子の是俊に譲り、晩年は長寿斎と改める。一派を築いて文久三年(1863)66歳没。備前伝丁子乱れの良作を遺し、当時備前伝の第一人者と称せられ、さらに津田助廣の濤欄写しを得意とし名を挙げた。本作は、小板目詰んで精美な地鉄。刃文は匂口締まり直焼出しを伴い、やや高低付いて左右に開いた互の目丁子乱れ。安政二年(1855)綱俊57歳、円熟期作。2025年6月特別保存刀剣審査合格。刀剣美術今月10月号所載刀(9月本部刀剣定例鑑賞会鑑定刀四号)。青貝微塵塗鞘打刀拵が付されている。 |