商品 No. TAN-0352 | |
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銘 |
表: 市毛徳鄰作 裏: 文政八年八月日 |
姿 | 変り平造り庵棟、腰上から棟側を切先まで削いだ姿 |
国 | 常陸国水戸 |
時代 | 江戸後期(1825年) |
刃長 |
5寸 8分 1厘 17.6 cm |
元幅 |
7分 9厘 2.4 cm |
棟重 |
2分 2厘 0.7 cm |
鑑定書 | 特別保存刀剣 |
交付日 | 令和07年02月21日 |
都道府県 | 千葉県 |
交付日 | 平成20年12月12日 |
鍛 | 小杢目肌 |
刃文 | 匂口深くおだやかな湾れ調刃文 |
帽子 | 直ぐに小丸、棟区近くまで棟焼きを入れる |
茎 | 生ぶ、勝手下がり 刃上り栗尻 |
目くぎ孔 | 2 |
鎺 | 素銅地金着せ水戸風鎺 |
価格 | 1,000,000円 購入 |
市毛源左衛門徳鄰(のりちか・とくりん)は安永六年(1777)常陸国茨城郡生まれ。寛政六年(1794)水戸藩士久米長徳に入門。後に摂津の尾崎助隆に入門。文化六年(1809)助隆同門の直江助共と同時に水戸藩工を命ぜられる。天保元年(1830)上京して伊賀守金道の斡旋で近江介を受領。天保六年(1835)59歳没。本作は、腰から上の棟側を削いで棟を僅かに残す変り形の造込み。特別な注文を受けた作であろう。小板目良く詰んだ地鉄に、小沸が付いて匂い口が深い穏やかな湾れ調刃文。水戸新々刀随一の刀工で作品希少の徳鄰らしさが存分にあらわれた出色の短刀。徳鄰49歳、円熟期の傑作。2004年審査保存刀剣を2024年12月審査で特別保存刀剣に昇格。 |