| 商品 No. TAN-0387 | |
|---|---|
| 銘 |
表: 弘前住紀倫賀 裏: 明治二年八月日 |
| 姿 | 平造り庵棟、身幅重ね尋常 無反りの健全な姿 |
| 国 | 陸奥国弘前 |
| 時代 | 明治初期(1869年) |
| 刃長 |
8寸 5分 1厘 25.8 cm |
| 元幅 |
8分 3厘 2.5 cm |
| 棟重 |
2分 2厘 0.7 cm |
| 鑑定書 | 特別保存刀剣 |
| 交付日 | 令和8年3月審査合格 |
| 都道府県 | 東京都 |
| 交付日 | 昭和54年06月21日 |
| 鍛 | 小板目詰んで流れる |
| 刃文 | 中直刃冴え僅かに湾れる |
| 帽子 | 直ぐ小丸返り寄る |
| 茎 | 生ぶ、化粧付き大筋違鑢 刃上り栗尻 |
| 目くぎ孔 | 1 |
| 鎺 | 銀無垢地金着せ腰祐乗鑢鎺 |
| 価格 | 350,000円 購入 |
| 本作倫賀(ともよし)は幕末から明治初年に陸奥国津軽の弘前で活躍した刀工。「弘前住紀倫賀」などと銘を切り、弘前市の資料では板目が詰み、互の目を焼く作風が知られる。高照神社には倫賀作の刀が二振伝来し、ともに弘前市指定有形文化財となっている。その一振には「明治三年二月日」の年紀がある。また高岡の森弘前藩歴史館にも明治三年紀の「弘前住紀倫賀」銘短刀が所蔵されている。津軽では江戸後期に、高橋吉次郎こと紀正賀が弘前藩主津軽寧親の命を受けて修業し、後に江戸へ出て水心子正秀門に学び、外ヶ浜砂鉄を用いた作刀を残している。倫賀も同じ弘前で「紀」姓を名乗り、「賀」字を用いる刀工名であることから、こうした津軽新々刀の流れとの関連が想起されるが、正賀との具体的な師弟・血縁関係については詳らかでない。本作は「弘前住紀倫賀・明治二年八月日」と銘する短刀。明治二年(1869)は戊辰戦争が終結し、旧来の藩体制が大きく変貌していく明治維新直後にあたる。翌明治三年には倫賀の短刀が弘前市に現存しており、本作もまさにその時期に弘前で鍛えられた短刀。江戸から明治へと時代が大きく移り変わる中で槌を振るった津軽刀工・紀倫賀の貴重な年紀作であり、津軽郷土刀としても興味深く丹念に造られた一振。令和8年3月審査で特別保存刀剣合格。 |















