商品 No. TSU-2760 | |
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画題 | 黄鶴仙人 |
銘 | 無銘 |
材質・形 | 鉄磨地 竪丸 肉彫地透 金布目象嵌 |
時代 | 江戸時代後期 |
箱 | 桐箱 |
縦 | 7.4 cm |
横 | 7.0 cm |
切羽台厚さ | 0.6 cm |
価格 | 60,000円 購入 |
鶴に乗って飛ぶ仙人は黄鶴仙人(こうかくせんにん)。中国唐の詩人崔顥(さいこう)が詠んだ「黄鶴楼」に由来する。それは、むかしある酒屋にひとりの仙人が現れる。主人は乞われるまま長い間代金を取らず仙人に酒を飲ませ続けると、ある日仙人は主人に溜まった酒代を払う金がないので、礼だと言って店の壁に黄色い鶴を描いて去る。すると不思議なことにその壁の鶴は酒を飲みに来た客が手拍子を打って歌うと踊り出す。たちまち店は評判となって大繁盛し酒屋の主人は大金持ちになる。そしてある日ひょっこりその仙人が店に現われ、笛を取り出して吹くと、空から白雲が舞い降り、黄鶴が壁から抜け出した。そして仙人は鶴の背に跨り白雲とともに飛び去りそれきり戻ることはなかった。その後酒屋の主人はその場所に楼閣を建て黄鶴楼と名づけて祈念としたという物語。本作は、肉彫地透、金布目象嵌で飛び去った黄鶴仙人を表した出来の良い鐔。 |