銘
: 奥州登米[大][森][林]右衛門定香作 上鍛 ・(上象嵌)霽月
全長
: 4尺 5寸 8分 0厘 / 138.80 cm
銃身長
: 3尺 3寸 2分 6厘 / 100.80 cm
説明
: 仙台藩は伊達家六十二万石が治めた東北地方最大の領国。火縄銃の装備率高く、引き金は透かし、前後共に谷型の目当て、二つしかない目釘孔、大きい口径などが特徴。本作は、大森林右衛門定香作の仙台筒。銃身上に象嵌で「霽月(せいげつ ※雨上がりの晴れた空に浮かぶ冴えた月を意味し、転じて曇りなくさっぱりとした心境を指す)」、銃床下に「奥州登米大森林右衛門定香作・上鍛」の銘を刻す。登米(とよま)は仙台伊達藩の一門が治めた城下町。状態良好。からくりは正常に稼働する。