寸法
: 頭: 3.43cm 縁: 3.84cm 腰: 1.24 cm
説明
: 奈良派は後藤家、横谷派と共に金工界三代流派のひとつ。奈良三作といわれる奈良利寿(としなが)、杉浦乗意(じょうい)、土屋安親(やすちか)の名手を生んだ。奈良派の手法は獅子や草花にとらわれない自由な画題や片切彫・肉合彫など新しい彫法を採り、一般大衆的な親しみやすさで人気を博した。本作は、木賊(とくさ)に勝虫(とんぼ)が止まる図。稀な画題に素銅が効果的でいかにも奈良派作。奈良常道は江戸後期、江戸住の奈良派金工。2001年保存刀装具審査合格。