商品 No. KA-0599 | |
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銘 |
表: 出羽國住人大慶庄司直胤(花押) 裏: 文化十四年仲秋 |
姿 | 鎬造り庵棟、大切先 身幅広く 重ね厚く 豪壮な姿 |
国 | 出羽・武蔵国 |
時代 | 江戸後期(1817年) |
刃長 |
2尺 3寸 2分 0厘 70.3 cm |
反り |
4分 6厘 1.4 cm |
元幅 |
1寸 1分 3厘 3.4 cm |
先幅 |
9分 9厘 3 cm |
棟重 |
2分 3厘 0.7 cm |
鎬重 |
2分 6厘 0.8 cm |
鑑定書 | 特別貴重刀剣 |
交付日 | 昭和48年06月10日 |
都道府県 | 三重県 |
交付日 | 昭和27年03月06日 |
鍛 | 小板目やや流れ地沸付き、地景、湯走り、沸こぼれを見る |
刃文 | 丁子交じりの大互の目、沸よく付いて砂流し激しく掛かり金筋走る |
彫刻 | 表護摩橋・梵字・丈比べ二筋樋、裏丈比べ二筋樋 |
帽子 | 乱れ込んで小丸金筋走る |
茎 | 生ぶ、化粧付き大筋違鑢 栗尻 |
目くぎ孔 | 1 |
鎺 | 銀地金鍍金二重鎺 |
価格 | 売却済 |
本作は、昭和48年(1973)特別貴重刀剣に認定されているが、現在は正真と鑑定されない鍛冶平による直胤銘打刀。花押で真偽がわかる(鍛冶平押形・池田末松著・雄山閣出版より)。鍛冶平は大慶直胤の門人・細田平次郎直光。直光は廃刀令発布後、生活のために明治三十年頃まで人気のある著名工の偽銘作を造る。卓越した技量を持ちながら時代の変化で偽作師として知られることになった不遇の刀工。本作の如く出来は師直胤に見紛う覇気横溢した相州伝で見事。ご納得の愛刀家に所持していただきたい。 |