寸法
: 縦: 7.4cm 横: 7.3cm 切羽台厚さ: 0.4cm
説明
: 徳宗(のりむね)は関口幸左衛門、寛政七年(1795)水戸藩士関口徳政の子として生まれ、のち初代徳鄰に師事して、天保十二年(1841)烈公に抱えられて水戸藩工となる。水戸藩の白旗山武器製作所で筆頭刀工として鍛刀し、多くの門弟を育てた。初代勝村徳勝は徳宗の門人。明治六年(1873)没。作風は師徳鄰と異なり匂口の締まる備前伝丁子刃を得意とした。本作は嘉永五年(1852)徳宗57歳円熟期に白旗山で打たれた作であろう。茎の朽込惜しいが地刃の状態は良好。2024年保存刀剣審査合格。