全国刀剣商業協同組合として産経新聞 東京本社を訪問し「明美ちゃん基金」に30万円を寄付して参りました。「明美ちゃん募金」は先天性心臓病などに苦しみながら経済的事情等で手術が受けられない子供達を救おうとする基金。
組合は平成2年の第1回大刀剣市より募金活動を始め寄付をおこなっています。大刀剣市で地道におこなっている組合活動のひとつです。
大刀剣市で募金活動を見かけたら是非ご支援をお願い致します。
https://sankei.jp/business/bu_akemi.html
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冥賀吉也先生をお招きして日本刀講座をおこないました。
先ず講義は、「新刀以降の日本刀」として「古刀は生産地(備前など)で作られたが、新刀は需要と供給の地(大阪、江戸、肥前、薩摩、加賀など)で作られた」ということ。また「新刀は関の影響を受け鎬地は柾目になる」などお話し頂きました。
鑑賞は室町時代二百年の備前刀の変遷がわかる6振
一号刀 備州長船則光 永享二年八月日
二号刀 備州長船祐光 文安元年八月日
三号刀 備州長船忠光 文明十八年二月日
四号刀 備前国長船祐定作 永正十年二月吉日
五号刀 備前国住長船新拾郎祐定作 天正十年八月吉日
六号刀 備前国住長船治右衛門尉清光 元亀三年八月吉日
懇親会は今年の大刀剣市や冥賀先生の師匠である柴田光男先生のお話しで盛り上がりました。
弊社ホームページの「刀装具」販売に新たな「その他」項目を追加しました。
十手、小刀、柄前、掛け軸、鎧など店舗にある品物の掲載をスタート致します。
画像数や解説を簡素化して多品種販売をおこない、より充実した商品のラインナップに努めます。
みなさまどうぞよろしくお願い申し上げます。
爽やかな秋晴れを期待したイベントの週末天気はなんと土砂降りの雨。毎朝天を恨めしく仰ぎながら会場入り致しました。ところが蓋を開けてみると連日予想を上回る賑わい。陣中見舞いに来てくれた多くの方々にお礼を言う間も持てないほどでした。千葉駅から2分程の好立地で駐車場が完備されていたこと、またイベントの広告宣伝を依頼した代理店が特段の図らいをしてくれた為多くの方々への周知が出来たおかげと感謝しています。
千葉市で開催する「千葉刀剣市」を定着させ、千葉の愛刀家にしっかりと受け入れられるようにこれからも頑張ります。
次回は来年4月7日(金)・8日(土)・9日(日)、そして10月6日(金)・7日(土)・8日(金)に同じ京葉銀行文化プラザで開催する予定です。
ホームページに掲載している商品「保存刀装具 鐔 無銘(甲冑師)」の説明で、時代を「室町時代」としましたところ、顧客より「日本美術刀剣保存協会の鑑定書では、室町時代ならば『古甲冑師』とするはず」と指摘を受け同協会の審査委員に確認いたしました。
江戸時代以前の作に対して必ずしも「古」をつけているわけではないそうですが、(原則的には)室町時代と鑑定する品には「古甲冑師」、江戸時代と鑑定する品は「甲冑師」としているそうです。
ちなみに、「尾張」や「京透」の極めは室町時代を前提にしているそうです。江戸時代の作と思われる場合には、「尾張(江戸時代)」、「京透(江戸時代)」と入れて分けているそうです。
勉強になりました。ご指摘に感謝いたします。
50万円程の特別保存刀装具赤銅鐔が売れ、金額が20万円超でしたので日本郵便(東京国際郵便局)に輸出申告の手続きを委任し、購入者の住むアメリカにEMSで品物を送付しました。
ところが税関で「文化庁の輸出監査証明がないので通関できない」といわれ発送がストップしてしまいました。
文化庁の輸出監査証明は、国宝や重要文化財の国指定文化財が国外に散逸することを防ぐためのもの。日本刀であれば指定数が多く、かつ物件の特定が困難なため文化庁の証明書が必要なことは理解でき、証明書発行に数週間待つ手続きを全ての輸出刀剣でおこなっています。しかし、鐔は指定数が少なく、かつ画題等で物件の特定が容易です。
納得できず抗議しましたが、東京国際郵便からは「他の業者は輸出監査証明を添付している」といわれ輸出監査証明の趣旨を説明しても埒があきませんでした。
「刀装具でも文化庁の輸出監査証明添付が要件」となっては一大事です。
そのため文化庁美術学芸課調査指導係と日本美術刀剣保存協会に連絡して情報を提供いただき、直接東京税関外郵出張所に交渉しました。
その結果、鐔の国指定品数は現在22点しかなく、写真や画題名称等で特定が容易であること。その情報は文化庁の国指定文化財等データベースで「鐔」検索により確認できることを伝えて、文化庁の輸出監査証明なしで無事に通関できました。
税関は関税法第70条(他法令の確認)を根拠として、この鐔が国宝・重要文化財の場合は文化財保護法違反となるため、当該輸出品が国指定品であるかもしれないという疑義がある場合に、文化庁の輸出監査証明の添付を要求するそうです。
しかし国指定の文化財は基本的にその所在が国で把握されており、売買は勝手にできません。
犯罪を未然に防ぐための理由は理解できますが、限りなく起こり得ないことを想定して屋上屋を架すことには意味がありません。実情を把握し無用の手続きが要求されない事を望みます。
6月5日から4日間、スタッフおよびビジネスパートナーの5人でタイへ研修旅行に行って参りました。昨年の韓国に続く第2回の研修旅行です。 法人化して第6期の今期6月決算が目標に達する目途が立ち、一年間頑張ってくれたスタッフと協力してくれたビジネスパートナーに感謝の意を込めた企画です。 研修ですので遺跡巡りや古典舞踊が主眼ですが、タイ料理やタイマッサージ、ホテルのプールを満喫し、たっぷり充電してきました。 サラリーマン時代の14年前、1ヶ月ほどバンコクに長期出張したことがありますが、そのときと比べて高層ビルやインフラが見違えるように発達しタイの成長力を感じました。 来年も海外研修できるようにまた一年間頑張ります。
本日、美術刀剣松本ホームページを閲覧すると下記のような表示がなされました。
原因は昨年4月9日にスタートしたSymantec社のSSLサーバ証明書の有効期限切れへの対応ミスによるものです。決して不審な理由ではありませんのでご安心ください。皆様にはご不便、お騒がせしましたこと心からお詫び申し上げます。
美術刀剣松本ではサイトのセキュリティ強化をはかり、刀剣商では先駆けてサイトの認証と通信の暗号化をおこないましたが、有効期間満了に伴う対応を誤りました。お恥ずかしい限りです。本日掲示に気づき全力で対応中でございます。今しばらくご不便をおかけするかもしれませんが何卒ご容赦の程お願い申し上げます。
【Webサイト閲覧問題の表示】↓
この Web サイトのセキュリティ証明書には問題があります。 この Web ページで提示されたセキュリティ証明書は、有効期限が切れているかまだ有効ではありません。 この Web サイトで提示されたセキュリティ証明書は、別の Web サイトのアドレス用に発行されたものです。 セキュリティ証明書の問題によって、詐欺や、お使いのコンピューターからサーバーに送る情報を盗み取る意図が示されている場合があります。 この Web ページを閉じて、この Web サイトを閲覧しないことをお勧めします。
髙野行光刀匠と一泊二日で新潟の刀剣商を訪問致しました。
髙野刀匠は大野義光刀匠が師であり、師の作刀応援で一年の三分の一を師の鍛冶場がある新潟で過ごします。また高野刀匠弟子のうち二人が新潟におります。
4年前の大刀剣市で知り合って以来作刀のことを教えて頂いたり、弟子の小澤刀匠に当方主催の日本刀講座講師を斡旋して頂くなど交流をさせて頂いております。
今回は私が東京の市場で普段お世話になっている新発田市の高田さん(高田美術刀剣研店)や長岡市の土肥さん(和敬堂)に加え、新潟市内の昌玄さんや県内の骨董店を廻りました。品物を見せて頂いたり商売の工夫を教えて頂いたりとても良い勉強になりました。
夜は高野刀匠そのお弟子さん達と地元料理屋で楽しく刀談義で花を咲かせました。
二日間車で案内を務めて頂いた地元ご友人のおかげで移動に何の苦労もせず、車中も話題が尽きず有意義な新潟訪問でした。
今回の日本刀講座全10回が無事に終わりました。
最終回は冥賀先生による総括と名刀鑑賞です。
特に今回は、茎(なかご)の仕立てについて具体的なお話を頂きました。
普段の鑑賞会は茎を隠し刀身を見て刀工を当てる入札鑑定です。そのため茎の見方の具体的な講義は珍しく、みな身を乗り出して聞いておりました。
大勢の参加者で狭い会場はいつも満杯。アットホームな雰囲気で講義を重ねることが出来ました。受講生の方々は日本刀を身近に感じ、多くを学んだことと思います。
次の日本刀講座は3か月後の6月からスタートする予定です。
鑑賞刀
一号刀 太刀 (額銘) 吉家 鎌倉初期
二号刀 刀 (無銘) 来国行 鎌倉中期
三号刀 刀 固山宗兵衛尉宗次作之 天保七年八月日 江戸後期
四号刀 刀 備前国住長船七兵衛尉祐定 万治二二年二月日
五号刀 短刀 備前国長船住彦兵衛尉祐定 永正八年二月日
3月11日(金)から週末の3日間、第11回人形町刀剣市を開催致しました。
これまで2月の開催が度々雪に見舞われましたので、今年は春の陽気を期待して3月に延ばしました。にも拘らず生憎真冬に逆戻りした寒さでした。客足には影響なく終始賑わい無事成功することが出来ほっとしています。
ホームページの広告を見て初めて来場してくれたお客達、遠方から毎回一番で駆けつけてくれる元気溢れる常連さん、12日間の連続勤務をこなして3日間通ってくれた熱心な常連さん、いつも美味しいお菓子を差し入れてくれる常連さん等々で、狭い会場は絶えず和気あいあいの日本刀サロンでした。
ハプニングは、「隣接する浜町緑道は土日駐車禁止が外れるから駐車しても大丈夫ですよ」と伝えて駐めた常連さんの車に駐禁ステッカーが貼られたこと。貼った駐車監視員に抗議したところ、駐車違反区域外道路でもT字路を含む交差点の角から5m以内や一方通行道路の右側駐車は駐車違反になることを知りました(道路交通法第44条)。それに基づくと実際はほとんど駐車出来る場所はありません。交通量が極めて少ない週末の幅広緑道で、「交通法規を知らないのか」といわれ憤懣やるかたなしでした。車で遠路はるばる足を運んでくれた常連さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
教えられることが満載の人形町刀剣市、次回は9月23日(金)から3日間です。 みなさまのご来場をお待ちしております。
東京海上日動保険の事業活動包括保険(超ビジネス保険)に加入しました。
美術品に対する保険は、一般的に再取得価格や評価額の算定が困難であるため保険を掛けづらいといわれています。そのため当社でも法人資産の大部分を占める日本刀および刀装具類の在庫品に保険が掛けられませんでした。平成25年9月には地元野田わずか数キロ離れた場所で竜巻被害が発生しています。万が一直撃を受けたならば甚大な被害を受けることになるでしょう。
そんな思いでいるときに、東京海上日動保険より事業活動包括保険の提案を受けました。保険代理店の営業マンがとても熱心な姿勢で取組んでくれたこと、また当社が手間をかけてパソコン管理している在庫のデータや画像ファイルが保険金額算定の決め手となり、一般在庫と高額貴金属商品に区分けして保険に加入出来ることになりました。
保険料の出費は負担となりますが、経営リスク管理の観点からは渡りに船の話でした。