商品 No. | KA-0340 |
銘 |
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国 | 武蔵国江戸(本国播磨・陸奥国白川藩抱え工 |
時代 | 江戸時代後期(寛政頃) |
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寸法 |
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日本美術刀剣保存協会鑑定書 |
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登録証 |
教育委員会:大阪府 |
交付日:昭和29年03月02日 |
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詳細情報 |
姿 | 鎬造り庵棟、中切先延び 身幅広く重ね厚く 反り浅く豪壮なる姿 |
鍛 | 小板目肌細かに良く詰み、地景入り、地沸付く |
刃文 | 焼き出しを伴なう濤乱風大互の目乱れ、匂深く小沸付く |
彫刻 | 表裏棒樋 |
帽子 | 直ぐに先尖り心の小丸、掃き掛けかけて長めに返る |
茎 | 生ぶ、大筋違香包化粧鑢付 先浅い入山形 |
目釘孔 |  2 元孔上 |
鎺 | 素銅地金着二重鎺 |
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外装情報 |
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コメント |
手柄山正繁は二代手柄山氏繁の次男として宝暦十年(1760)播州姫路生まれ。兄の新兵衛氏繁が早世したのでその跡を継いで「氏重」または「氏繁」と銘する。播州姫路手柄山の麓に住したことから手柄山を称す。天明年間に大阪で鍛刀、同八年(1788)白河楽翁(陸奥国白川藩三代藩主松平定信・寛政の改革を推進した中心人物で幕府老中・八代将軍吉宗孫)に抱えられ同年江戸に移住し鍛刀する。享和三年(1803)甲斐守を受領。文政十三年(1830)70歳没。作風は津田助廣に私淑し濤瀾風大互の目を得意とする。本作は幅広で切先が延び豪壮なる姿。地刃共に冴えて明るく華やか。助廣に範を取った手柄山正繁の名品。 |
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