商品 No. | KA-0310 |
銘 |
|
国 | 薩摩国 |
時代 | 江戸時代後期(1789) |
|
寸法 |
|
日本美術刀剣保存協会鑑定書 |
|
|
登録証 |
教育委員会:茨城県 |
交付日:平成31年02月21日 |
|
|
|
詳細情報 |
姿 | 鎬造り庵棟、中切先 身幅重ね厚く 反り尋常の覇気ある姿 |
鍛 | 小板目肌詰み、地沸付き、地景入る |
刃文 | 湾れ調に大互の目交じり、足太く入り、匂い深く、沸厚く付き、砂流し金筋掛かる |
彫刻 | 表裏に丸止めの棒樋 |
帽子 | 一枚風、掃き掛ける |
茎 | 生ぶ、鑢目筋違、先剣形、佩表棟寄りに太鏨大振りの六字銘があり、裏に年紀がある |
目釘孔 |  1 |
鎺 | 素銅地銀着腰祐乗鑢鎺 |
|
外装情報 |
|
|
コメント |
元平は延享元年(1744)奥元直の嫡男として生まれる。父に学んで出藍の誉れがあり、天明五年(1785)に至って藩庁は薩藩臣元平と銘することを許したと伝え、それまでの「薩陽士元平」を「薩藩臣奥元平」と切るようになる。さらに寛政元年(1789)十二月に大和守を受領して以降は「奥大和守平朝臣元平」と切るものが多い。文政九年(1826)82歳で長寿を全うしている。伯耆守正幸と並んで薩摩新々刀の双璧とされる実力者。本作は大和守を受領する同年春、元平46歳時の作で、鍛は小板目肌詰み、地沸付き地景入る。刃文は湾れ調に互の目、大互の目交じり、匂深く、荒めの沸交じり、砂流し・金筋掛かり出来が良い。元平得意の作風をよく示している名品。 |
|
|
|