商品 No. WA-0683 | |
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銘 |
表: 瑞泉堀井俊秀 裏: 昭和十乙亥歳八月吉日 |
姿 | 平造り三ツ棟、身幅広く重ね厚く凛とした寸延び短刀 |
国 | 北海道 |
時代 | 昭和(1935年) |
刃長 |
1尺 0寸 9分 9厘 33.3 cm |
反り |
7厘 0.2 cm |
元幅 |
1寸 0分 5厘 3.2 cm |
棟重 |
2分 4厘 0.7 cm |
鑑定書 | 特別保存刀剣 |
交付日 | 令和03年08月27日 |
都道府県 | 神奈川県 |
交付日 | 平成23年09月13日 |
鍛 | 杢交じりの板目肌立ち地景蠢く |
刃文 | 直刃、小沸付き食違いほつれを見る |
彫刻 | 表裏掻き流しの棒樋 |
帽子 | 直ぐ掃き掛けを伴い帰りは深い |
茎 | 生ぶ、化粧付き筋違鑢 浅い栗尻 |
目くぎ孔 | 1 |
鎺 | 素銅地銀着せ腰祐乗鑢鎺 |
外装 | 拵付 |
拵 | 黒呂塗印籠刻鞘合口脇指拵 |
拵全長 |
1尺 6寸 9分 0厘 51.2 cm |
柄全長 |
4寸 3分 6厘 13.2 cm |
目貫 | 枝牡丹図 |
その他 | 白鮫皮巻出目貫柄 |
価格 | 600,000円 購入 |
堀井俊秀は昭和初期を代表する刀工。元帥刀、満州謝恩刀、三笠刀、海軍士官候補生短剣を作刀する。明治19年(1886)堀井家の遠戚にあたる徳田広吉三男として滋賀県生まれ。幼名「兼吉」。俊秀は刀匠になり三度刀匠銘を改めている。明治37年(1904)に上京し堀井胤吉の子である堀井胤明の門人となる。師の「明」をもらい初銘は「兼明」。明治39年(1906)師胤明と共に桜井正次刀匠の鎌倉瑞泉寺鍛刀所で作刀。明治44年(1911)師胤明の養子(娘婿)になる。大正2年(1913)刀剣保存会より命を受け師筋の祖である水心子正秀の「秀」を用いた「秀明」に改名。大正7年(1918)日本製鋼室蘭製鋼所に招聘され室蘭に移住。昭和8年(1933)現上皇陛下がお生まれになり明仁親王と命名されたのを受け、「明」の字を憚り「俊秀」に改名。昭和17年(1942)元帥刀10振を宮内庁より拝命。元帥刀製作の中、昭和18年(1943)脳腫瘍により逝去、58歳。本作は、昭和10年(1935)俊秀49歳円熟期の優作。 |